成田山横浜別院


Narita-San  「小泉八雲探訪」ウェブマスターの検証により、「東洋最初の日」でヘルンに「テラヘユケ!」と言われた車夫チャが最初に訪れて「テラ!」と呼んだ寺と同定された場所。ヘルンはここで、後に松江まで帯同する青年アキラ(真鍋晃)に出会ったと記している。
 野毛坂の途中にあるこの一帯は、寺院、不動尊、地蔵、稲荷などからなる、仏教寺院と神社の複合施設といった感じになっている。その中心になっているのが成田山横浜別院で、「野毛山不動尊」「延命院」などの名で呼ばれることもある。1870(明治3)年、いわゆる神仏分離の後で創建されたが、むしろ古来の神仏習合の色濃い施設である。
 名前が示すとおりこの寺院はもともと、千葉県にある成田山新勝寺の別院として建立された。成田山は全国から信仰を集めているので、全国各地に別院があり、そこを参拝することで成田山参拝と同じご利益が得られるとされている。
 野毛は横浜の大衆文化を担う街であり、その野毛に位置するこのお寺も地域の人たちに支えられ、大衆信仰の場として広く庶民に親しまれているらしく、路地裏の目立たない場所にあるのだが、今も訪れる人が絶えない。
 なお当地で「アキラ」について尋ねたところ、関東大震災で建物も資料もすべて焼けてしまったため、当時のことは何もわからない、との回答をいただいた。

横浜駅からの交通手段

【石段の上に出るルート】京浜急行線下り各駅停車で日ノ出町駅下車、徒歩約5分。改札を出て左側にある坂(横浜駅根岸道路)を上り、野毛坂と交差してすぐ右側にある路地を入ると、石段の上側に出ることができる。
【石段の下に出るルート】JR根岸線桜木町駅下車。徒歩約6分。複雑に路地が行き交っているが、駅から野毛方面に道路を渡り、野毛大通りとその右の動物園通りが分かれるところで、動物園通りの方向に寺が見えるので、それを目標に歩けばたどり着ける。野毛大通りの2本裏の道という目安で行くのが良い。


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