8月20日より投票を受けつけておりましたが、たくさんの候補と賛同の票を登録していただき、ありがとうございました。同時に、CGIプログラムに不慣れなため、投票結果の表示が正確でない場合がありましたことをお詫びします。
11月4日午前をもって投票を締め切りました結果、本サイトでは小泉八雲の命日である9月26日を、下記の通り
芳一忌 と呼ぶことにします。八雲=芳一ではないわけですが、考えてみれば芥川龍之介もカッパではないのに(!?)その命日は「河童忌」です。八雲は「耳なし芳一」執筆中には、芳一になりきってしまうほど感情移入していたそうですから、その命日を「芳一忌」と呼ぶことも喜んでいただけるのではないでしょうか。
なおこれは、あくまでも私的なものであり、他の八雲ファンの皆様や関係者の方に、この呼称を用いることを要求、強制するものではありません。でも、来年の9月26日に、この名前を使ってくださる方が少しでもいらしたら嬉しいですぅ♪
小さな試みですが、小泉八雲生誕150年を祝するエピソードの一つとなるよう願いつつ、改めて投票してくださった皆様に御礼申し上げます。2000年11月4日
「小泉八雲探訪」ウェブマスター
| 1. 芳一忌 | 17票 | この投票プログラムは、最初に何かデータを入れておかないと動かないようになっていたので、この1項目を入れておきました。正直のところ、そのままこの名称がトップにくるとは予測していませんでした。 |
| 2. 達磨忌 | 12票 |
これは、深い名称だと思います。珠玉の名作「乙吉のだるま」で、だるまに対する深い愛着をつづり、そして自らもだるまのように片方の目が見えなかったヘルンをよく表現していると感じました。 ただし「達磨忌」というのは達磨そのもの、すなわち達磨大師の忌日の名称でもあるそうなので、ヘルンの命日の呼称として使うのは支障があるのかもしれませんが・・・ |
| 3. KWAIDAN忌 | 11票 |
言うまでもなく「怪談」は八雲の代表作であり、その原題は「KWAIDAN」です。旧かな遣いでは「くゎいだん」だったのだとすれば、これは当時としてはごく普通の表記法だったはずです。しかし現在になってみれば、このつづりそのものがどこか特徴的なものに思えもします。 ところで「kwa」という表記は、なんと現在公式に定められている日本語のローマ字表記でも認められていて、関西大学が「Kwansai」と表記しているなど、実例もあります。 |
| 4. 遍留武忌 | 8票 |
この読みは「へるん忌」、私の掲示板での表記です。 この投票を行うにあたり、「ハーン」「ヘルン」「八雲」など、ヘルンの名前そのものは無効ということにしました。この名称が出たときにどうしたものかと考えたのですが、この表記自体はヘルン自身に直接由来しないオリジナルなものであることもあるし、率直なところ、私が考えた名称を推薦して下さったのに無効にするのはしのびなかったので(笑)、残すことにしました。 |
| 5. 鶴恩忌 | 6票 |
中国語(いわゆる北京語?)で「ハーアン」と読むのだそうです。上の「遍留武忌」同様、表記はオリジナルなのでOKとしました。 ヘルンは「鶴の恩返し」は書いてないわけですが、「夕鶴」で有名な木下順二は熊本の旧制五高出身で、在学中にヘルンに関する論文を書いています。また講談社学術文庫「小泉八雲新考」の監修にもあたっています。それはもちろんヘルン本人のあずかり知らないことですが、こういう名称がリストアップされていることは、面白い縁だと思います。 |
| 6. 狢忌 6. 地蔵忌 | 4票 |
「むじな」は「耳なし芳一」のような歴史的な背景を持つ物語と違って、典型的なお化け話です。英語の教科書にも載っているなど、日本ではなじみの作品です。 「地蔵」は「知られぬ日本の面影」に収められた作品ですが、ヘルンは松江、熊本、焼津など、どこに行っても地蔵を訪ねて、そのことを書き残しています。 |
| 8. 怪談忌 8. 蓬莱忌 | 2票 | 「怪談」は言うまでもなくヘルンの代表作品ですが、この投票ではローマ字表記のほうが多くの票になっています。その中に収められた作品の一つが「蓬莱」です。あまり紹介されることがないようですが、何らかの思い入れがあって書いたもののようで、セツ夫人は「思い出の記」の中で、ヘルンの好きなものの一つに「蓬莱」を挙げています。 |
| 10. HIMAWARI忌 10. 蟋蟀忌 10. 東屋忌 | 1票 | HIMAWARIも「怪談」所収の作品です。「蟋蟀」はキリギリスのことで、小さい虫にも愛着を注いだヘルンをあらわした名称といえます。「東屋」というのは、だいぶ後になって登録された名称ですが、由来を掲示板かメールでお知らせいただければ幸いです。 |