宍道湖の危機
〜八雲の愛した風景に死の影が〜
宍道湖の景色は、松江を代表する景勝です。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)もその景色を賞賛する文章を書き残し、それは世界中で読まれています。
しかし今、その宍道湖が危機に瀕しているのをご存知でしょうか。
宍道湖は、上記の地図のような特徴ある地形になっていて、中海からの海水が入り込んでいます。このため、汽水域独特の生態系を持ち、「宍道湖七珍」と呼ばれる水産物を産出しています。
ところが現在、中海をせきとめて干拓しようという計画が進められています。この計画が実現すると、宍道湖は淡水湖になるので、多くの生物が死滅します。それだけでなく、有明海で現在深刻な問題になっていることからわかる通り、水質汚濁が進むことが確実視されています。
もともとこの干拓計画は農地確保のために始まったのですが、既存の農地を減反で休眠させている現状では、その意義はなくなっているものといえます。しかし計画だけが残り、八雲の愛した風光明媚を破壊しようとしているのです。
この問題に関するホームページをご紹介しますので、ぜひご一読ください。
中海・本庄工区問題を考えるひろば
島根大学の野田研究室(情報経済論)が発信しています。学内外の様々な情報へのリンクが充実しています。
中海-本庄工区問題を考えるホームページ
おそらく地元在住の個人が発信しています。地元の視点で捉えた干拓事業の問題について簡潔にまとめられています。
追記 2000. 10. 22.
報道等でご存知のとおり、このプロジェクトは公共事業の見直しによって中止が決まりました。しかしそれで中海や宍道湖が即日すべて元通りになるわけではありません。今後もこのページは存続し、何か動きがあったらご紹介したいと思います。
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